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日々の生活を少しだけ彩り豊かに。

スクリュープル

スクリュープルという、ワインオープナーをご存知でしょうか。スクリューをくるくるとねじ込んでそのまま回し続けると、コルクが抜けるという製品です。私は、長年スクリュープルを使用していたのですが、遂に壊れてしまったようです。スクリューはコルクに入るのですが、その後コルクが抜けず、スクリューだけ抜けてしまい、コルクはそのまま瓶に残ってしまいます。スクリューが抜ける時に出来た穴からワイン自体は出てくるのですが、コルクのかすが一緒に流れてきます。

その後は、所謂ソムリエナイフを使っているのですが、スクリューブルの方が圧倒的に楽ですね。普段は何気なく使っていましたが、無くなって初めて有難みを実感しました。パッと見たところ、何が壊れているという訳ではなさそうなのですが、どうなんでしょうか。確かにスクリューの先端部分は、若干伸びてきているような気はしますが、それが原因なんでしょうか。

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Vincent Girardin

今日はこちらです。Vincent Girardin Morey Saint Denis Aux Charmes 2000。これぞ、熟成バーガンティって感じですね。Vincent Girardinは、ひところ話題になりましたが、最近余り見かけなくなりました。いや、しかし、素晴らしい状態でした。何本か纏めて買ったのですが、もう後一本しか残っておらず、とても残念です。もう、売り切れてしまったみたいですし。また、売っていたら買って飲みたいですね、こういうワインは。

勿論、熟成したグランクリュはもっと素晴らしいのでしょうが、値段が値段ゆえに、外れると悲しいものがありますし、これまで何度かそういう目にもあっていますので、個人的にはこのレベルで十分です。なかなか、ブラボー!流石グランクリュ、高い値段だけど、同じ値段出してももう一回飲みたいってのに出会いません。

心理的にも、高い値段を出すと、不思議と心は美味しくないはずがないって、先入観を持ちますし、なかなかイマイチと自分で認めるのも難しいのでしょうが、これまでを振り返るとそういう気がします。

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綺麗な色のワインです。色以上に熟成しているようです。

 

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今日のワイン

 Vincent Girardin Morey Saint Denis Aux Charmes 2000 評価4.5/5.0

Louis Jadot

今日のワインはこちら、Domaine Du Duc De Majenta(Louis Jadot) Chassagne Montrache Morgeot Clos De La Chappelle 1998。

ルイジャド白ワインの看板ワインの一つと言って良いのではないでしょうか。物凄く綺麗に熟成しておりましたが、熟成のピークは若干過ぎた感があります。それでも、とても美味しく飲めました。若いころはとても固いと言われるこのワインですが、こうして15年以上経って本領を発揮するのでしょう。ばんばんと若飲みされるのが勿体ないですね。

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開けたところです、綺麗な色をしています。素晴らしいワインでした。二日目もヘタることなく、美味しく飲めました。

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今日のワイン:

Domaine Du Duc De Majenta(Louis Jadot) Chassagne Montrache Morgeot Clos De La Chappelle 1998 評価 4.5/5.0

Hospices de Beaune

昨日は、こちらを開けました。Hospices de Beaune Volnay Cuvee Blondeau 2009(Louis Jadot)。ルイジャド瓶詰のオスピスです。前回のルイジャドVolnayが残念でしたが、こちらはどうでしょうか?結果的には、大当たり。素晴らしいワインでした。グランクリュを彷彿とさせる香りを持っており、とても好印象です。若干若いかな?と思いましがが、そんな事は杞憂でした。これぞ、バーガンディという感じのワインです。

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ワインの色はこんな感じ。とても綺麗な色をしています。価格は45ドル。大満足ですね。

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今日のワイン:

Hospices de Beaune Volnay Cuvee Blondeau 2009(Louis Jadot) 評価4.5/5.0

Castello Di Tassarolo

昨日は、これを飲んでみました。Castello Di Tassarolo Gavi Spinola 2013。久しぶりにイタリアの白ワインを飲みました。Gaviというと、正直余り良い印象がなかったのですが、これは良かったです。何となく、これまで飲んでいたGaviは何だったのか?という気がします。これまで私が飲んできたGaviは辛口であるだけで、果実味等に乏しかった印象ですが、これは果実味もあり、素晴らしいワインでした。

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こんな感じです。色は薄いですが、しっかりとしています。Gaviに対する印象が変わります。価格は15ドル前後。

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今日のワイン:

Castello Di Tassarolo Gavi Spinola 2013  評価 3.5/5.0

Louis Jadot

昨日は、これです。Louis Jadot Volnay Santenots 1998。残念ながら、このワインちょっと状態が良くなかったのか、ちょっと痛んでいたようです。まぁ、98年ですから、そういうリスクは当然ある訳ですが。。。Louis Jadotの米国正規代理店のKobrand社の輸入ではあるのですが。因みにお値段は45ドル。

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ワインの色はこんな感じです。そんなに痛んだような感じには見えなかったんですけどね。楽しみにしていたワインだけに残念です。

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今日のワイン:

Louis Jadot Volnay Santenots 1998 評価2.0/5.0

ワインの価格

私は、仕事の都合上、現在米国に住んでいるのですが、そこで感じるのが日本で売られている一部のワインの価格。まぁ、勿論色々な事情があるのは分かるのですが、ものによっては小売価格で買ったのものを、そのまま日本で売っても利益が出るのではないかと思えるようなものもあります。勿論、カリフォルニアワインのような米国のワインではありません。欧州のワインの話です。

 

一体、どういう風に価格が構成されているのか?と考えたくなるようなものがあります。例えば、先日紹介した白ワイン、Primo Palatum Jurancon Sec、これなんかビンテージは異なるのですが、ネットで調べると結構な値段が付いているようですが、私が買ったのは5ドル。日本円換算で何と、5-600円です。これが、日本では何千円で売られている。ちょっと、??って感じです。まぁ、米国は送料が高いので、日本のように12本買ったら無料とか、そういうのはありません。従い、送料も入れると、先ほどの5ドルも8ドル程度になりますが、それでもまぁ円換算で1000円程度です。

 

良く日本のネットなんかでは、どこそこが輸入したので状態抜群!!云々という宣伝が見受けられますが、こういうのも個人的には眉唾ではないかと思っています。私も過去に食品の輸入(酒類の経験はありません)に携わった事がありますが、どれだけ気を付けていても、結局現地での取扱は現地の人がやる訳です。そうなると、日本人がやるのと同じクオリティは期待出来ません。

 

低温コンテナ輸送とは言っても、コンテナそのものは低温仕様ですが、電源が入っていない(冷蔵庫の電源が入っていない、若しくは途中で抜けている)なんて事も普通に起こり得ます。しかも、欧州からの輸入となると赤道を越えて日本までやってくることになると思いますし、場合によってはシンガポール辺りで詰め替えって事もあるのではないでしょうか。こういう全ての場所で、本当にキチンと管理されているのか?

 

それこそ、日本の会社の担当者がつきっきりで輸送中も付いているのであれば、別ですが、そうもいきません。良く、現地で飲むとワインが美味しいと言いますが、こういう事情を考えると当たり前だと思います。

勿論、日本に入ってからの保管や輸送などは日本の会社の目が届くのでしょうが、それとて、最後は宅配便です。こういうのも地域によって違うでしょう。本当にワインが温度変化に敏感であるというのであれば、生産地から長距離輸送されたものに過度に期待するのは禁物ではないでしょうか。